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「どんどんつまらなくなる」 「後半は重厚な書き」朝ドラ『虎に翔ぶ』急失速か…がっかり続出で最終回目前に暗雲

2024-09-25

NHK連続テレビ小説『虎に翔ぶ』の最終話が9月27日に放送され、126週・130回にわたる物語が完結する。テンポの良いストーリー展開や、ヒロイン役の田中裕子の好演などもあり、ドラマは大ヒットを記録した。しかし、SNSでは最近、作品に対する「つまらない」という声が急増している。

「特に後半の展開が冗長で、中盤までは引き込まれたのに、後半は著しく興醒め」といった評価が寄せられている。

実際、視聴率は4月から5月までの週平均16%から、6月以降は概ね17%台を記録していた。28日から30日の第22週の平均は17.58%と高数値を記録したが、続く第25週は16.32%と急激な落ち込みが見られた。最終週の9月23日は15.6%、24日は16.7%とさらなる低下が懸念される。

シリーズのファンからは、「ここまで来て失速するなんて残念」、さらには「後半の脚本がもう少し工夫されていれば」といった落胆の声も多い。視聴者の熱気が冷めてしまった理由には、物語の展開が予測可能であることや、キャラクターの成長を感じられないことが挙げられている。

さらに、最近のSNSでは、役者たちのパフォーマンスに対する評価も分かれつつあり、田中裕子や共演者の演技については高評価が多かったものの、後半のキャラクターの扱いに不満がある意見も目立っている。特に主人公の心の葛藤が描かれずに進行されている点が、視聴者を離れてしまう要因となっているようだ。

この状況に対し、製作側は「視聴者の期待に応えようと奮闘している」とコメント。最終回に向けた緊張感や、新たな展開に期待する声もまだ残る。「このまま盛り下がるのではなく、最後の最後で盛り上げてほしい」との願いも視聴者の間で高まっている。

『虎に翔ぶ』は必ずしも全ての視聴者を魅了しているわけではないが、続編や関連作品への期待も込められた最終回が待たれる。果たして、最終週にかけて視聴率が逆転し、ドラマに新たな息吹がもたらされるのか、今後の展開に目が離せない。