世界
「地球を守る戦い、終わりではない」 COPでバイデン政権高官
2024-11-11
著者: 裕美
米バイデン政権の高官が、気候変動問題に対する対策を担当するポジションでの発言を行いました。それによると、次回の大規模な国際会議である「COP(Conference of the Parties)」が開催される前に、気温上昇を抑制するための新しいアプローチを示すことが求められています。「気候変動が我々の対応の最前線にある」というのが、彼の主張です。
政府は、過去17年にわたり進められてきた温暖化対策の協定からの脱退を発表しましたが、バイデン政権はこれを復帰させる意向を示しています。特に、トランプ前大統領の政策転換に伴う影響が依然として続いていると感じているとのことです。
高官によると、「前回のトランプ政権の当選時より気候変動に対する危機感は高まっている」とし、COP29の開催に向けて「この失望を埋めるために新たな対応策を導入したい」と述べました。来年1月には、次回のCOPに向けた重要な会議が行われる予定であり、そこでは具体的な方針が求められることとなります。
COP29では、途上国が気候変動対策の資金提供を受けるための協力と共に、先進国がその責任を果たすことが重要なテーマとなります。高官は「気候変動は科学の問題である。これは一つの国の選択や政策よりもはるかに重要である」と強調しました。さらには、地球温暖化の影響に対抗するための技術革新や投資が不可欠であるとも語りました。
地球の未来を守るための戦いは、決して終わることはありません。私たち全員がその一端を担っているのです。次回のCOP29の開催は、私たちの行動がどれほどの影響を持つかを示す重要な機会となるでしょう。