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徳島県警: 通話状態で交番に出向いた女性、結局30万どまり…犯人が電話代わるも詐欺見抜けず
2025-01-16
著者: 海斗
徳島県警は11月16日、県内在住の50歳女性がインターネットサイトの未納料金名目で30万円をだまし取られたと発表した。女性は交番を訪れる際、通話をしながら話しかけられ、際だって特異な詐欺の被害に遭った。
発表によれば、11月14日午前10時頃、女性はスマートフォンにかかってきた電話で、名乗る男から「未納料金があり、支払わなければ逮捕される」と脅され、交番に向かった。県警によると、女性は警察官と話をする際にその男が言った「本人でないと答えられないことがある」と言われ、混乱したうえに詐欺に巻き込まれてしまったという。
その後、女性は別の男から再度電話を受け、「警察です」と言われ、事務手続きとしてさらに15万円を送金させられ、最終的に5万円を追加で送金し、合計30万円を失った。
この事件は、スマートフォンの通話状態で別の人物とやり取りをするという新たな手口であり、警察は「特異な詐欺を見抜けず、被害を防ぐためには警戒が必要」と警告している。特に、電話やスマートフォンを利用した詐欺が増加しており、利便性が高い分、注意が必要である。
また、国民生活センターでは、振り込め詐欺だけでなく、インターネット関連の詐欺被害が急増していることを指摘しており、今後もその手口は進化していく可能性が高いとみられている。県警は、被害を未然に防ぐための啓発活動を強化する方針だ。