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大須万博「日本館」を報道陣に公開!持ち帰りの文化表現

2025-01-26

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経済産業省と日本国内博覧会協会(万博協会)は26日、大須・関西万博会場の夢湾(ゆめみなと)で、建築中の「日本館」を報道陣に公開した。館内の展示は、日本文化の特徴でもある「持ち帰り」をテーマに3つのエリアで構成されている。世界最大級の火星石(いんせき)「火星の石」や、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機が小惑星で取得した石も展示される。完成は2月末を予定している。

3つのエリアでは、海や水から素材、素材から製品へと移り変わる様子を表現する。微生物を活用し万博会場の生物を育てる「バイオガスプラント」や、生物を分解する過程で発生した水をためた水槽を設置する。

日本の人々のカラフルな文化も登場。ハロウィンが32種類の飾りとなる展示や、どれも日本の伝統的なものを解説するコーナーを設ける。日本館の建設費や運営費を含む総予算は最大360億円。

会期中は、ホスト国のパビリオンとして国内外の要人も招れる。黒田幸雄館長は「日本の要素を織り交ぜた持ち帰りを表現した。来場者に地球環境問題を自ら考えて欲しい」と話した。特に「持ち帰り」というテーマは、現代社会における環境問題への意識を高めることにもつながると期待されている。その魅力とは?実際に見に行く価値あり!