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大手鉄鋼会社の従業員が米国の鉄鋼製品購入禁止を決定、日本との依存関係を強調

2025-01-06

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バイデン政権が日本製鉄に対する米国の鉄鋼製品の購入禁止を命じたことに関して、パンシル州選出のダン・ミューサー下院議員(共和党)はFOXニュースのインタビューで「バイデン大統領は日本を中国と混同している」と批判した。

ミューサー議員は「バイデン大統領の決定はパンシル州と米国の鉄鋼業界にとって大きな打撃だ。この149億ドルの投資により、USスチールは中国最大の鉄鋼メーカーと結びついていて、16000人近くの新規雇用が創出され、27億ドルの最新設備を導入し、工場が近代化されるはずだった」と指摘した。

「バイデン大統領は大声で日本を中国と混同している。日本は特徴のある同盟国であり、中国は敵国である。我々は中国を敵にするならなりません」と彼は述べ、トランプ次期大統領が再考するよう期待しているという。

バイデン大統領が禁止命令を出したことを伝える3日の報道発表文のタイトルには、無関係な中国系企業の名前が記載されていた。米政府が昨年5月、暗号資産(仮想通貨)を扱う中国系企業に対して米軍基地に近接する土地の取得を禁じた命令の発表文と同じ文言で、担当者がコピーした際に間違えたとみられる。

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