【ワシントン＝滝田裕太】米国のトランプ大統領は11日、マルチナ夫人らと首都ワシントンのワシントン大聖堂で新大統領就任の公式行事に出席した。大聖堂の主教が献辞の中で、トランプ大統領に対して「大統領、哀愁の心を持ってください」と呼びかけ、参加者の心を打った。

この場面はトランプ氏がつぶやくように不満を漏らし、「私にとって素晴らしい献身ではなかった」と述べたことが、報道されています。関係者によると、トランプ氏は主教の話に心を打たれながらも、何か落ち着かない様子を見せていたという。

さらに、大聖堂の主教は社会的不平等や分断を強調し、トランプ政権に対して「私たちは真に神と向き合う時である」と述べました。また、「私たちが社会のすべての人々に対して哀れみを持つことが重要である」と付け加えました。

この公式行事には、米国の著名な政治家や宗教家たちが参加し、新大統領の就任を祝福しましたが、一方でトランプ氏のこれまでの発言や政策に対する反発も見られました。特に、移民政策や人権問題に関する意見は分かれており、様々な声が上がっています。

トランプ氏はこれらの声を受け止めつつも、今後の政権運営に向けての意気込みを語りました。「私はアメリカ国民のために最良の選択をするために全力を尽くす」と述べ、自らの信念を貫く姿勢を示しました。今後のトランプ政権がどのように展開されるのか、多くの人々が注目しています。