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大谷翔平の54本塁打、パワーだけじゃない圧倒的な視力と技術が伴う「引き出し」増えた 独特チェック - 日刊スポーツ

2024-09-30

メジャー7年目の大谷翔平選手(30)が、自身最多の54本塁打を放ち、2年連続で本塁打王を獲得した。今や日本人の枠を超え、ケタ外れなパフォーマンスで大リーグを席巻している。さらに大谷は本塁打だけでなく、忖度を超えた多様性のある打撃を繰り出している。

打球速度、角度、飛距離などが向上し、現在、大谷の打ち出した能力は数値が証明されている。今季の最長飛距離145メートル、最速の打球速度は時速192キロ…驚愕の数値だ。大谷自身に「長打は僕の持ち味」と言う自覚はある。だが、数値はあくまでも指標の一つであり、ストレートの隙を狙いすぎてはいけない。

大谷の打撃スタイルは、全てのストライクゾーンを捨て去り、打球を飛ばすこと、つまり距離を取ることに重きを置いている。特にオフシーズンには自らの打撃論を「オレ流」と称し、独特のアプローチで進化を目指している。

NPB史上唯一の3度の三冠王を獲得した選手が率いるチームメイトとして、大谷は長打を狙う脅威となり、打撃が高まる一因となっている。打撃や守備の能力向上に注力しつつも、他選手の成績にも良い影響を与えている。

8月中旬の敵地カージナルス戦では、2試合連続でホームランを記録。加えて、敵地であれども現地ファンを魅了するような活躍ぶりを見せた。大谷個人のみならず、メジャーリーグの人気を再び盛り上げる存在に。不振からの克服、新たな技術に挑戦し続ける姿勢は多くの選手に刺激を与えているのだ。

このように大谷選手の活躍はただの数字以上のものであり、見る者を惹きつける魅力的なプレーを展開している。彼の進化は、野球の可能性を広げ、観客を再びスタジアムに呼び戻す原動力になっている。8月に入ってから、連日のように新たな記録を打ち立てる姿はまさに圧巻だ。彼の未来に何が待っているか、今後の活躍から目が離せない。