大谷翔平は一体どこにチームに受け入れられたのか?スポーツライター・田畑政允 - 日本経済新聞
2024-11-10
著者: 弘
今年、4年ぶりに米大リーグのワールドシリーズを制覇したチームが誕生しました。過去3年はワールドシリーズ出場どころか、いざこざが続いていましたが、来年の目標として「わくわく、大谷翔平を獲得する必要があるのか?」という声が、改めて聞こえてきました。
2017年、大谷はポスティングでメジャーに移籍することが決まり、契約したエンゼルスの他、ドジャース、マリナーズ、レンジャーズなどが交渉を行った。すると、その時ドジャースはクレイトン・カーショウ、ジャスティン・ターナーカード、ジャン・マリナーズらと共演していた。しかし、大谷がエンゼルスを選んだため、彼らは地元のファンを大いに驚かせた。
ターナーが「時間の無駄だった」と言うように、カーショウも「非常に大きな時間を無駄にした」と発言していた。ターナーはさらに、「現実に二刀流をするなら、指名打者枠が必要なわけだから、最初からナ・リーグのチームを選ぶのは難しい」とつけ加えた。
当時のメンバーはまともにいないとはいえ、チームの顔となるカジュアルな選手たちもおり、選手らはもろ手を挙げ、大谷を迎え入れられなかったのであれば、加えて開幕直後に発覚した通算のスキャンダル。あの時、大谷はチームメンバーの前に華やかな距離感が生まれたことは確かです。
では、そのような状態から大谷はどうチームに受け入れられていたか。英語には、「GOOFY」(グーフィー)という言葉がある。スノーボードでは、スタンスのこと。通常は左足が前。これをレギュラーと呼ぶ。右足が前はグーフィーと呼ばれる。これだけで、グーフィーには人とは違う、変わった意味合いがある。しかし、彼は言います。「グーギー(GOOFY)」の先にあるのは、愛情(あいちょー)があります。
そのため、大谷は「クレイトン」の中の「グーフィー」というユーモアでの選手の位置付けを大事にしている。
伝えられるのは、ファンからはこのキャラが知られているために、フィーリングが結びついており、受け入れられるが、実質的には大谷自身が自分を取り巻く環境を作り上げたということでしょう。これが、彼の成功の大きな要因の1つなのでしょう。
今季もすでに得点圏打率が記録されていて、活躍が期待されています。特にア・リーグの本塁打王に近い状態での活躍を見せています。来年も同様の活躍が見込まれる中、チームがどう変化するのか、目が離せないこのシーズンとなりそうです。今後の動向に注目が集まります。