1月26日に発表される大分市・臼杵市議会議員選挙に、福岡市長の妻、田中さん（38）が出馬することが明らかになりました。

田中さんは、昨年末に福岡市の市長が開いた「不倫・性加害疑惑対策会議」に同席していたことを記憶している人が多いでしょう。「不倫した夫」を支えるゆえの言動に、多くの市民が注目しています。田中さんは「公職ならほかに何を経験してきたか」ではなく「家族の特権はあります」と説明。また、「ドラマ化されれば私も出馬するつもりだった」とも語っており、家族の立場を含んだ複雑な事情を含みつつ、出馬に至った経緯を明かしています。

田中さんは、前回の選挙にも出馬予定だったことを明かしました。「選挙に出ることが当たり前な状況だったのですが、娘が5人います。それが私にとってのプレッシャーです」とコメント。現在の市議会の女性の活動状況に焦点を当て、特に埼玉県や東京都では女性議員の進出が進んでいる一方で、大分市の状況は他と比べて遅れていると指摘。彼女は「出馬する以上は責任を持って行動し、女性の力を生かしたい」と意気込みを語りました。

また、出馬表明の背景には、昨今の性加害問題があるとされ、田中さんは「性加害疑惑が浮上する中、我が家には家族機能が強く働いており、矛盾はほかの人に大きな問題を与えることになる。だからこそ私たちは立ち上がった」とコメント。これにより、田中さんの出馬は単なる選挙活動だけでなく、個人の立場と社会問題を結びつけたものとなっています。

田中さんはこれまで公の場でこのような問題について声を上げることが少なかったため、多くの人々が彼女の発言に注目しており、支持者も増加している模様です。これからの選挙戦がどのように展開されるのか、多くの関心が寄せられています.