研究の概要

北里大学薬学部分析化学教室の教授、東京大学農学部生物資源科学研究科の准教授らの研究グループは、共通の先祖に近い生物である超好熱性細菌Thermotoga maritimaから異なる6種類の機能を持つ多機能型D-アミノ酸代謝物を発見しました。この多機能型代謝物は、D-アミノ酸およびL-アミノ酸の両方を代謝できることを明らかにしました。

重要な発見

さらに、この研究では代謝物の立体構造と還元メカニズムを詳細に解析し、別の魔法のような特性も持つことが示されました。これによって、これまで知られていなかった新たな代謝の道筋が浮かび上がり、今後の生物学や化学の研究に大きな影響を与える可能性があります。

今後の展望

この研究の成果は、2024年1月12日付けで、米国化学会の学術誌『ACS Catalysis』に掲載される予定です。今後、この発見がどのように応用されていくのか、注目が集まっています！