東京地裁から解散手続きの開始決定を受けた船井電機の元従業員を対象に、ハローワーク門真（大東市）は11日、再就職支援の説明会を開いた。

この説明会には、742人の元従業員が参加した。参加者は説明を聞いた後、求職情報が掲載された資料に目を通した。説明会に参加した40歳代の男性は「自分でも次の就職先を探しているが、今回ハローワークで多くの求人数があるという説明をもらった。ありがたい話だと思っている」と話した。

ハローワーク門真は10月下旬から船井電機の元従業員を対象に準備を進めてきた。全国から採用を検討する企業を募り、製造業や電機関連の技術職、営業など800社あるという。説明会は複数回実施される。

ハローワーク門真は船井電機を解散された従業員数が550人いると見ている。玉野繁子所長は「離職証明書の発行に向けて船井電機と面談している中で、企業として再就職支援ができていないことが分かり支援することにした」と話す。船井電機は10月24日に従業員向けの説明会で解散通知を出していた。

【特別情報】ハローワークが提供する支援により、元従業員が新たなキャリアを見つけられる可能性が広がっている。また、全国的に企業が求めるスキルや職種にマッチする女性層の人材も多く、今後の成長が期待される。