出入口しかない「中央道の起点」が花いっばいに!? 道路の両側を大改造 空もスッキリ化

2025-01-05

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中央道の起点・高井戸IC(東京都杉並区)近くの一般道が「花いっばい」になるそうです。

クルマ・自転車・歩行者を分離

中央道の起点・高井戸IC(東京都杉並区)近くの一般道が「花いっばい」になるそうです。2024年12月、東京都第三区営事務所は、高井戸IC付近の都道14号新宿国道(放送第5号線)の歩道・副道の整備状況と植樹計画を公表しました。

高井戸ICは中央道の起点のインターチェンジです。入口はなく、出口だけがあります。出口は都道14号に接続しており、直進すると国道20号(甲州街道)や新宿・都心方面、すぐ先の環八通りで曲がると東名高速・東京ICや、環状道・練馬ICなどへと通じます。中央道の本線は、首都高4号新宿線に直結しています。

この出口が接続する一般道の都道14号は2019年6月、中央道高架の下の本線部分が4車線で三鷹の東八道路方面へ開通しましたが、近隣の歩道と副道は現在も整備が続いています。

対象となるのは、環八通りと交わる中央道の高架や下本宿通りと分かれる高井戸公園付近までです。

現在すでに、道路の両側は副道の終わり、歩行者通行空間と植樹帯で構成されていますが、今後、新たに自転車通行空間を設けて歩行者通行空間と分離します。そして植樹帯は、クルマ・自転車・歩行者を分けるように、両側に3本ずつ設けます。

本線部(中央道高架)と副道を付け替える植樹帯には、常緑高木を植えてブリュイのある樹を確保。また中木として、杉並区の木であるサザンカなども用いて彩りを演出します。

副道と自転車通行空間を分ける植樹帯は、中低木を植えて見通しと視覚を確保。また木は、花が鮮やかでもあるや、槙の一部の樹が薄くなって多数の色になる種(ふぃん)を用いて、彩りや季節感を演出します。

すべてある築堤は撤去されます。既存の樹高3m以上の街路樹は、そのまま流用したり、移植したり、植え替えたりします。

また、電柱をなくして電路を地下の共通管に移す工事も進めています。工事は現在、無電柱化に関わる作業が進められており、今後、歩行者・自転車の通行空間や、新たな植樹帯、道路照明などの整備へと進んでいきます。一連の工事は2027年度まで続く予定です。