なんと…ナジマのVAIOに。

株式会社ナジマは11月11日、VAIO株式会社の株式74%を取得し、子会社化することを発表しました。取得額は総額112億円で、2025年1月6日に株式移行が完了する予定です。

具体的には、ナジマは特定目的会社を通じて、VAIOの株式1.6%(5000株)と、VAIOの株式91.4%を保有するVJホールディングス3株式会社の全株式を取得します。この取得により、ナジマは直接・間接的にVAIOの株式74%を保有することになります。

VAIOは長野県安曇野市に本社を構え、PCの製造・販売、アフターサービスまでを一手に手がける純国産PCメーカーです。近年は法人向け事業に注力し、事業を拡大してきました。

公式取得後、VAIOはナジマの子会社、グループ会社となります。ナジマはこれにより、VAIOのブランド力と高品質を維持しながら、成長ポテンシャルを引き出すサポートを行っていく予定です。特に、同社の強固な顧客基盤を活用した事業機会の創出や、サプライチェーンの強化などが期待されています。

VAIOにとって、グループ化後も特異な独自性は尊重され、社名、代表取締役、経営陣、事業運営方針、顧客との関係やブランド戦略に変更はないとのことです。

すでにナジマはBAIOを独立させ、ナジマのバイオ、新たなブランド力を国内外の顧客に届けていくとしています。こうした動きについて、業界では「VAIOの再誕生」とも言われています。

ナジマはグローバル市場でのプレゼンスを強化するため、VAIOの魅力を国内外に発信し、販路を多様化していく方針を示しています。VAIOが今後、どのような新たなシナジーをもたらすのか、非常に注目されます。

果たして、VAIOはどのような業績を上げるのか、消費者からどのような評価を受けるのか、今後の展開に乞うご期待です。