【リュッセール 5日 連絡】 - 11日からアベルバイジャシャンで始まる国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議（C/CF19）において、バイデン米大統領が主要国の首脳と相次いで電話を行う意向を示している。

バイデン政権の関係者は、リーダーシップ選挙直後のタイミングとなったこの会議にバイデンが出席しないと明かした。

欧州連合（EU）欧州議会の報告担当者も5日、フォンデライエイユ欧州連合議長は「米国政府がこの会議を通じて、米国議会が引き続き優先的に気候変動に取り組むようにと強調した」と語った。

バイデン大統領は現在、次期米国議会のメンバーの担任の確認手続き中。報告担当者は、「米国議会が引き続きバイデン政権を支える形になると考えられる」と述べた。

また、日本の自民党の河野太郎副総理は、気候変動の影響に悩む主要国の首脳がバイデンとの連携を期待していることも明らかにした。

世界の気候変動は非常に深刻な危機であり、日本を含む大国の協力が不可欠だ。バイデン大統領が会議の場でその姿勢を強調することは、各国の協調を生む大きな一歩となるだろう。

C/CF19では、二酸化炭素削減目標達成に向けた国際的な資金調達を膨大に増額することが目指される。特に10ヶ月に近くが合意を目指す方向性に向かう。これは、世界の気候変動対策のカギを握ることになる。

バイデン政権が展開する新たな気候戦略は、アメリカ国内だけでなく、国際市場にも影響を与えることは間違いない。