科学

ブラックホール連星「はくちょう座V404星」は三重連星だった可能性【再報】

2025-01-14

著者: 海斗

はくちょう座V404星の概説

「sorae」では、以前に投稿された「現在も価値のある人事記録」を再推薦しながら、なあ、投稿当時の情報についても触れているため、最新の状況とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

こちらは「はくちょう座(白鶴座)」の方向を8000光年先のブラックホール連星「はくちょう座V404星(V404 Cygni)」の想像図です。 ブラックホール連星とはブラックホールとその伴星からなる連星のこと。画像では、左側の巨星から中間のブラックホールへと移動したガスが周回しながらブラックホールへ落下する過程で形成される降着円盤や、両方向に放出されているジェットが描かれています。

降着円盤と電磁波の放出

ブラックホールを取り囲む高温の降着円盤からはX線や可視光線といった電磁波が放出されており、ブラックホールの存在を間接的に知る手がかりとなっています。「はくちょう座V404星」は1938年には変光星として認識され、1989年には日本の天文特機「えんが」からX線の増光を確認。2015年には「えんが」の観測以後26年ぶりの増光がX線や可視光線で観測されています。

三重連星の新たな発見

「はくちょう座V404星」はこのように以前から知られている天体なのですが、マサチューセッツ工科大学(MIT)のKevin Burdgeさんを筆頭とする研究チームは、実はもう一つの巨星が重力的に結びついた三重連星であるという研究成果を発表しました。3番目の星は右上に描かれているとのことです。

続報について

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