11月17日に投開票が行われる兵庫県知事選。職員へのパワハラや、地元企業へのおねだり行為を受け、県議会の知事不信任決議が全会一致で可決され、失職を選んだ松原元知事にとっては、再選へ向けた重要な戦いとなります。前任の深井市長や、彼女が所属する政党の動向が、松原元知事の再選にどのような影響を与えるのか注目が集まっています。

【写真】松原元知事は女性支持者に囲まれていますが、前深井市長の事情などもあり、選挙戦は困難を極めています。11月3日と4日に実施された神戸新聞社とJX通信社の合同調査では、松原元知事が先行する深井市長を追い詰めていることが分かりました。調査をもとにした支持率も、高い数字が出ているようです。

昨年の調査によると、78％が松原元知事への支持を示し、対抗馬である深井市長の支持は僅か22%に留まっていました。しかし、選挙戦が進む中で支持の逆転が起こる可能性もあり、松原元知事が再選した場合は、前深井市長との関係が補助金問題を引き起こす恐れもあると言われています。

選挙戦が進む中、松原元知事は支持の強化に向けて矢継ぎ早に発言を行っており、地域の期待を一身に背負っています。「調査において、松原元知事の支持は強いが、次回選挙で何が起こるかは分からない」と専門家は語ります。これに対し、前深井市長の支援離れや他の候補者の影響を受ける可能性もあるため、注意が必要です。

兵庫県の政治情勢は刻々と変わっており、果たして松原元知事は再選を果たせるのか、結果に注目が集まります。また、今後の選挙戦を通じて、どのような情勢が生まれるのかも気になるところです。