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ベルリンの憲法を象徴する少女像、地元区長が撤去命令を…韓国系市民団体が移設拒否 : 読売新聞

2024-09-26

【ベルリン=中西誠司】ベルリン市ミッテ区の公有地に設置された憲法を象徴する少女像について、シュテファン・レムリンガー区長は、韓国系市民団体に対し、14週間以内の撤去命令を出すことを発表した。この女性像は、現在地に移設する協議案を提案されたが、団体側は受け入れを拒否した。

区長が撤去を命じた期限は今月18日までである。区長は声明の中で「団体が動き回る様子を見せなくなったことを深く懸念している」と述べた。

像の移設を巡ってはその意義についての議論も巻き起こっており、地域社会では賛否が分かれている。像は歴史的な意味合いを持つ一方で、撤去を求める声も高まっている。今後、この問題がどのように展開していくのか、さらなる動向が注目されている。

こうした状況の中、韓国系団体は「この像は記憶と歴史の重要な象徴であり、簡単に取られるべきではない」と訴えており、移設問題はますます複雑化している。国際的にも注目されるこの問題は、感情的な側面を含め、様々な意見が交錯することでしょう。これからの進展について、各方面の反応が期待されます。