[ソウル 11日 速報] - 韓国を拠点とする人権団体「転換期正義ワーキングループ」は11日、北朝鮮の親族に電話をかけようとした北朝鮮人100人以上が国家保衛省（密輸警察）に身柄を拘束された後、行方が分からなくなっているとの報告書をまとめた。

報告書は、韓国に逃れた612人へのインタビューを基に作成された。616件の失踪事件に絡めて特定した1113人を集計した。

このうち80%に相当する90人は北朝鮮国内で逮捕され、残りは中国でも逮捕された。失踪事件の約30%は金正恩氏が権力の座に就いて以降の2011年末以降に起きた。

失踪者の84%は、北朝鮮を離れて逮捕された後、行方が分からなくなった。12月5日は家族が犯罪に関与した責任を問われ、約10名は韓国などにいる人物と連絡を取ったとして逮捕された。

失踪者の81%以上は、国家保衛省に移送・拘束された後、行方が分からなくなったという。

ある北朝鮮人はインタビューで「韓国との通信記録が（国家保衛省に）見つかれば、重大な犯罪としてみなされる」と語った。

報告書の作成者は、失踪事件は金体制による国家犯罪であり、中国とロシアも関与していると主張した。

国連は、国家保衛省が運営する強制収容所に最も多くの12万人が収容されていると推定されており、国治犯罪などに対して厳しい制裁を受けていると推定される。11年の国連調査委員会の報告によれば、拘束者は再度、性的暴行、強制的納品、そして非人道的な扱いを受けている。

北朝鮮の人権問題への関心が高まる中、今月、失踪など人権侵害に関する国連の報告を「作り話」であると非難している。

最近、北朝鮮の朝鮮通信社は、右派の主張や大統領の言動を真剣に捉えなかった様々な要因（経済問題、社会的不安など）が強調されたため、対話の必要性が再確認されたと述べた。国連における人権侵害に関する報告は、人権問題への取り組みが不十分であることが非難される要因の一つです。秩序維持の観点から遊牧的な立場にあるため、北朝鮮の外交官たちは常に警戒し、情報をフィルターする必要があると考えられています。