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北朝鮮軍を生け捕りにしたウクライナ軍「まだ若い少年、スパイみたいには見えなかった」

2025-01-16

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ロシア・クリスクで捕虜にした北朝鮮兵士2人の生け捕り作戦に参加したウクライナ特殊部隊員の証言が10月15日(現地時間)、公開された。

ウクライナの日刊新聞キウィレポートによると、ウクライナ特殊部隊員2人は当時、生け捕りにされた北朝鮮兵士が捕虜にされていた状態だったにもかかわらず、手袋や装備をして生け捕りが容易ではなかったと明らかにした。

当時、撮影されたと見られるドキュメンタリー映像では、足に手錠をされた北朝鮮兵士が倒れて動けない状態でも装備したウクライナ軍兵力が近づく姿を見せた。

現場にいたウクライナ特殊部隊員ブレナードさんは「私たちは『こちらに来い』と言って、彼らに声をかけた」と、兵士に声をかけたと語った。

ブレナードさんはこの捕獲兵が「武器と手錠を持っていた」とし、「これを彼から奪うことが非常に難しかった」と語った。また「私たちが彼に助けを提示し始めると、敵軍が大砲を発射し始めた」と言及した。

一方、他のウクライナ特殊部隊員ボルスコさんは「北朝鮮兵士が捕虜にされるよりは自ら命を断つ方を選びそうな雰囲気があった」と述べ、「私たちが彼らを助けようと連れバッタをし始めると、彼らは明らかに気を使っていた」と語った。

彼は「北朝鮮兵士は一般的には特に幼い年齢だった」とし、「スパイのようには見えなかった」とも述べた。

さらに、ウクライナ特殊部隊員は「この捕虜が、私たちウクライナ軍やそのメンバーに対して特に好意的な態度を示していた」とし、「彼らは私たちに連携して行動する意欲を見せてくれていた」と付け加えた。

ただし彼は「依然として強力な軍事支援を受けている北朝鮮軍に注意を払う必要がある」と警告し、「私たちは引き続きこの状況を注視していく必要がある」と強調した。

ウクライナ軍は今回の事件を通して、捕虜と陪審役がどのように変化し得るか、軍事的な戦略を再構築し、さらなる成功に向けて挑戦を続けている。今後のウクライナ軍の動向にも注目が集まっている。