健康

北海道で高病原性鳥インフルエンザ感染のハヤブサ回収 今季全国初 | 毎日新聞

2024-10-01

環境省は1日、北海道五部町で高病原性鳥インフルエンザに感染した疑いのあるハヤブサを回収し、簡易検査でA型鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。感染事例は今回が今シーズン全国初で、国立環境研究所で遺伝子解析を実施する。

同省によると、9月29日夜に住民が亡くなったハヤブサを発見し、翌日に環境省に連絡。ハヤブサは獲物として渡り鳥を捕食しており、高病原性鳥インフルエンザに感染する事例があるため簡易検査を行ったところ、陽性と確認された。この結果を受けて、同省は感染拡大を防ぐための対策を強化する方針を示している。

また、同省は回収地点の半径10キロを野鳥監視重点区域に指定。道によると、半径3キロの区域内で立ち入り検査が必要な100羽以上の家禽を飼育する農場はないとのこと。感染の影響を最小限に抑えるため、農家や地域の住民に対しても注意喚起が行われている。今後の水鳥や渡り鳥の動向に注視し、さらなる監視体制の強化が求められている。