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バングラデシュ前首相が17兆円超、ロシア融資の原発建設絡み…暫定政権が調査開始: 読売新聞
2024-12-24
著者: 雪
【ニューデリー=濱野友美】バングラデシュ暫定政権の調査委員会は12日、ロシアの支援で建設中の国内初の原発に関して、事業を主導していたシャイカ前首相が15兆1000億タカ(約17兆円)を横領した疑いがあるとして調査を始めた。
原発は西部ループールに建設中で、来年の稼働開始を見込んでいる。総事業費は112兆タカ(約1兆4000億円)のうち、約19%がロシアの融資で賄われている。調査委員会は、巨大事業に関する資金の流れを徹底的に監査する方針だ。
アフリカ通信によると、マレシアの銀行の非居住者向け口座を使った横領の問題に加え、暫定政権における資材などの調達慣行を調査するという。
反対デモで今年8月に辞任したハシナ氏は、出身先の神道に在住している。暫定政権は12日、ハシナ氏の身辺引き締めを求める書簡を印刷庁に送付した。バングラデシュの評判を守るため、ハシナ氏の在住先を特定し、公共判出を求めるためだ。