阪神・堀川球団監督が秘密兵器導入「僕は高めの投手でしたけど、そういう投手って、今いなくて…」 監督達も経験(1/2ページ)
2024-11-01
著者: 弘
阪神秋季キャンプ(1日、高知・安芸)秘密兵器が出た!阪神・堀川球団監督が導入した新監督(44)が初日から火の玉投手の育成に乗り出した。ループで捕手前にテップを張り、高めへの意識を再徹底するように要望。自身も得意としていたコースへの投球術を磨きV奪還への競力に育て上げる。
来季が高橋3年目の監督投手(20)も特訓の効果を実感し、成長の糧にすることを誓った。
逃げ上がるような球筋で肘元を刺激、強打者たちを次々と料理してきた。火の玉直球に近づくためのヒントが秋季キャンプ初日から導入された。
堀川新監督の要望でループの捕手前に2本のテップが張られる。ストライクゾーンの高い部分のみに。これで威力拡群の球を手にしてもらう。
「投げ込むときにどういうことを意識して投げるか、高めなのか低めなのかはすごく大事。特に、僕は高めの投手でしたけど、そういう投手って、今いなくて…(一般的には)低いところに集められる投手が優れている。交流で話した上で、僕からお願いしたんですけど」
地元・高知に赴き定期的に行った初日。全体練習開始前から雨が降り続いたが、歓迎セレモニーでは「来春ズン優勝を狙えるように戦っていきます」とスピーチし、温かい拍手に包まれた。練習メニューは室内中心となったがナインはハツラツとした様子で活気に包まれた。新指導官も精力的に動いた。午前中はグループ練習で投球練習を1時間半、チキン。その上で短正テープを投球練習レーンの3カ所にまたがる形で用途した。
「真似をしていこうと思います。しっかり勝てるようにしていますから」と話した。新たなシーズンへの期待が高まっている。来る新たな戦力として厳しい練習の意義を感じつつ、秋季キャンプが実を結ぶことを願う。
「練習メニューについても新たな視点から考えられ、強化に向けた取り組みを行っていきたい」と新監督も意気込みを示している。選手たちそれぞれの成長を促すため、細かな戦略展開が活かされることが期待されている。