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バイデン氏「同盟関係、強固になった」 外交総括で演説 - 日本経済新聞

2025-01-14

著者: 陽斗

【ワシントン=駒田雅紀】バイデン米大統領は13日、1週間後の退任を前に4年間の外交を振り返る演説を行った。日本や欧州などの同盟国との関係強化を実績として挙げ、「米国はより強くなり、同盟関係もより強固になった。敵対国や競合国は弱体化している」と語った。

「次期政権に非常に有利な状態を残したことは明らかだ」と述べ、国際協調を重視するトランプ次期大統領の方針に引き継ぎが行われることを期待した。

バイデン氏は「国際連携を進める上で非常に大きな意味を持つ」とし、他国と共に進めることで新たな挑戦にも対応できると強調した。特に、インド太平洋地域においては中国の影響力に対抗するための協力体制の重要性を指摘した。

また、バイデン氏は気候変動やテロ対策、経済安全保障の分野でも国際的な連携の重要性を強調。「これからの時代、より強固な同盟が求められる」と訴えた。

バイデン氏の外交政策は、国際的な課題に対する包括的なアプローチを進める意欲を示しており、その成果はアジアやヨーロッパのリーダーたちとも高く評価されている。