ASEAN加盟国が「韓国、日本、オーストラリア」へ!ミリタリー高官会議で無知を晒す!
2025-01-16
著者: 桜
トランプ次期米大統領が国防長官候補に指名したピート・ヒッグス氏が14日、上院軍事委員会の公聴会で東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国を問われ、韓国、日本、オーストラリアを挙げた。
「インド太平洋地域で中国の侵略を抑止する」と述べたヒッグス氏に対し、民主党のダックワース氏が「ASEANには何カ国あるか」と質問。ヒッグス氏は「正確な数は分からないが、韓国、日本、オーストラリアとの共通開発も進めようとしている」と答えた。
ダックワース氏は「ミスった」とし「あなたが言った3カ国はASEANではない。ちゃんと予習した方がいい」と指摘、深い溜息をついた。
ASEAN加盟国はインドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスの10カ国である。これらの国々は経済的・政治的な協力を進め、地域の安定と成長を目指している。
ヒッグス氏は国家安全保障に対する認識を問われ、特に米国の軍事戦略の一環としてASEANとの関係構築の重要性を訴えたが、基本的な知識不足が露呈し、目を引いた。
ASEAN地域における地政学的な競争はますます激化しており、米国のアプローチに対する期待が高まっている。しかし、地域内の理解不足が周囲の国々との関係に悪影響を及ぼす可能性がある。
この会議では、議員たちが米国の影響力を強化する方法や、ASEAN加盟国との情報共有の強化についても話し合われた。特に中国の影響力を抑制するための戦略が焦点となっており、今後の米国の外交政策の方向性が注目されている。
このような背景の中、ヒッグス氏の発言は多くの報道機関に取り上げられ、米国の外交政策に対する関心が一層高まる結果となった。ASEAN加盟国の重要性を再認識するきっかけとなる出来事であり、関係国の協力を促進する重要な瞬間と言えるだろう。