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アルファードより巨大!! ポンツRクラスが未だ700万超えの衝撃

2024-11-11

著者: 蒼太

小さいクラスから各種SUV、ワゴンにクーペ、カブリオレと、とにかくライナップが多いメルセデス・ベンツ。しかし、過去には1台で終わってしまった車種も存在している。それが中古車市場では不動なばかりか高値で取り引きされている。今回は高級ミニバンRクラスの今を解説してみたい。

Rクラスの誕生と市場への導入

2002年に「ビジョンGTS」、2004年には「ビジョンR」としてデトロイト・モーターショーで披露されたメルセデス・ベンツのコンセプトカー。それ以降、2005年から「Rクラス」と商品化されることになった。メルセデス・ベンツはRクラスをスチューデンツグループファミリー向けの新しい高級乗用車カテゴリーとして位置付けた。

当時、メルセデス・ベンツが最も大きなマーケットであったアメリカから新たな購入層を獲得するために、流行の要素を束ね持つ“新しい高級載用車カテゴリー”として売り出しをした。特にMPV市場に関連しつつ、現行市場に他の製造品とも絡み合った設計が施されていたのが特徴である。

エンジンと性能

Rクラスは3.5L V6エンジンや、5L V8エンジンを搭載し、AMGバージョンでは6.3L V8エンジンも是非とも存在していた。特にR63は、超高級MPVとしての地位を確立し、パフォーマンスとエレガンスを兼ね備えたモデルだった。なおかつ、Rクラスは強力な4WDシステムを採用しており、優れた安全性と操縦性能を誇っていた。

Rクラスの運命

残念ながら、クリエイティブな製品戦略にも関わらず、Rクラスは製造が2013年まで続き、その後日本市場では2014年に販売が終了した。しかし、Rクラスの名を持つ同車は中国市場で根強い人気を保ち続けており、現在も毎年数千台が売れている。

Rクラスの今と未来

このように、Rクラスは一過性のヒット作とは異なる、パーフェクトなバランスの取れた車両という印象を持っている。新たな購入層を獲得する一方で、流行を抑えたラグジュアリーなイメージを保ち続けている。

さて、本日の話題の中心である「Rクラス」は、販売台数が5万台という目標を掲げ続けている。特に2006年には18,000台のピークを迎えたとされ、近年では3,000台程度と減少傾向にあるものの、その魅力は現在も色あせない。

このRクラスは高級ミニバンというジャンルにおいて、さらなる進化の可能性を秘めたモデルと評価され続けている。その特異性は、独特なデザインと優れた性能、さらには高級感を兼ね備えている点で、他の車両とは一線を画していると言えるだろう。