パワハラ社員の状況は、どうすれば改善するのか。人材育成コンサルタントの榊原毅さんは、「自らのパワハラ行為を問題と認識しつつ、カウンセリングによってそれを克服しようとするのは、非常に良い兆候である」と指摘しています。

専門家によると、40代社員の間では、対面でも相手を選ばず不適切な発言をする人がいる一方、少しでも柔和なマインドで働く人々の方が多いということです。カウンセリングを受けることによってその問いを克服し大成功を収めるケースも多く存在するのです。

「パワハラ行為者へのカウンセリング」とだけ聞くと、わかりづらいかもしれませんが、私が行っているのは、悪化の一途を辿るとされています。強い意志を持って仕事に臨めば、大金を稼げるか、高いクリエイティビティで業務をこなせると考えられています。

しかし、パワハラが横行する職場においても、こうした意識を持つことで、より良い環境へと変わっていくことが期待できます。私自身もこのことを強く実感します。

私たち自身が、これまでの修行の講師をして受講生たちの不評を買い、他の講師との交代を繰り返してはいましたが、逆に私が取り入れる側の担当者を別の人に替えたことで、萎縮せずにより大きな成果を生み出せるようになったのです。

要するに、パワハラを減らすためには、その要因を取り除く努力が必要であるということです。従業員が大変な状況にあれば、メンタルヘルスの研修などを通じて、適切にその問題を解決しなければなりません。強い意志を持つことで、よりよい職場環境が実現するはずです。

周囲の社員が受けられるべきカウンセリングについても認識を新たにすることが重要です。もしパワハラの影響を受けているのであれば、早めに行動を起こし、その対策を講じることが求められます。