スポーツ

アノバッセ、初舞台を事実上宣言「あとやるだけ。やれることをやっていった」初日無事出場へ

2025-01-09

著者: 愛子

大相撲の2場所連続休場中の横綱アノバッセ(33=白鵬部屋)が、初舞台(東京・両国国技館)出場を事実上宣言、発表した。

9日、都内の部屋で前頭を務めるアノバッセは連続して9番取って全勝。右四つに組み合ってから、危なげない内容で、稀勢の里が2日目の取組を決める、10日の取組編成会議前としては最後の調整。「出る」と言った明言こそなかったが「あとやるだけ。それで結果はどうなるかは分からない。自分の中で、やれることをやってきたので」と、初舞台への出場宣言とも取れる言葉を発した。

師匠の白鵬関(元横綱)も「本人が『やる』と言ったら、もうそれは本当にやることだと思っている」と強い信頼を寄せている。出場に向けての支援は何もない。相撲を取る前に、四つや取り足などの基本動作、ダンベルを用いた筋力強化などに時間をかけ、身体を整える必要がある。出場に向けた準備が整ったため、57.5キロの体重を、67.0キロに増やすことも可能だという。あとは出場に向けて、これからしっかりと調整をしていくことが重要になるだろう。

「まだ感覚は完全に戻ったわけじゃないし、ちょっとずつ慣れていくしかない。それでも、相手のことよりも自分との戦いでしかないので、やれることを精いっぱいやって、やれるように頑張りたい」と語るアノバッセ。今後の相撲界での活躍が期待される。全国のファンからの応援票も集まっている中、初日の取組が無事に終わることを多くの人が願っている。アノバッセが舞台に捧げる挑戦を応援し続けたい。