アングル:アサド体制崩壊で迫られるシリア人、国家調査所では喜びと不安が交錯
2024-12-21
著者: 雪
マスナ(レバノン) 18日 トムソン・ロイター財団= その男性は疲れ切った様子で、マスナ国境調査所のレバノン側に立っていた。背を向け、ピルートからダマスカスへ向かう多くの道に連なる車の列を見つめている。この男性はシリア系で、家族と共にダマスカスの自宅を離れている。数日前、アサド政権が進軍を進める中、周囲の状況が不安定になったためだ。
アサド前大統領が国を規制している中、彼は「カオスだった。軍が武器を持った若者たちを妨害し、安全ではなかった」と語った。約50年前から続くアサド政権には、反体制派や自国民による反発が出ている。
去年、アサド大統領の進軍がシリアから数百万の難民を生む要因となったため、彼の取り巻きだけでなく、外国軍に依存する状態となった。この数ヶ月の間に、シリアの一部地域では反体制派の抵抗が増え、アサド政権に対する反発が強まっている。国際的な支援を求める声が高がり、国境を越える人々の動きが見られる。
政府は賛成する国民を増やすための努力を続けているが、新生シリアの鉄鋼業者や農村地域からの派遣は困難を要している。市民の多くが新たなシリアを期待し、平穏を求めているものの、一方で情勢の変化を心配する声も上がっている。
内戦が長引く中、数十万の国民が命を失い、数百万人が経済的にも困難に直面する現状が浮き彫りになっている。さまざまな動きが見つつも、国内の裕福層はあまりにも多くの利益を得られない状況にある。一部では、アサド政権が沈静化した後のシリアの未来について懸念が広がる。
シリア人の多くは、今後の自国についての見解を持っており、国家復興のための努力が進められているが、それは容易ではない。地元の情報筋によると、食糧安全保障や社会的な安定を取り戻すことに大きな懸念があり、新たな攻撃や内戦の再燃を避ける努力が続けられる見込みだ。
加えて、シリア国内外の支援団体も継続的に工作を進め、政治的な解決策を模索する姿勢が求められる。数年後、内政が安定するのか、それとも新たな問題が発生するのか、大きな懸念材料が残っている。シリア人は、未来への希望を見出すため、状況の好転を待ち望んでいる。