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アメリカで鳥インフルエンザ感染者、初の重症者が確認!カリフォルニア州が非常事態宣言 - 日本経済新聞

2024-12-19

著者: 健二

【ニューヨーク=西村貴子】アメリカで家禽や動物への接触を通じたヒトの高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)感染が拡がっている。感染者は依然として軽症であったが、ここにきて重症患者の発生が初めて報告された。この事態を受けて、カリフォルニア州は非常事態宣言を発令し、対策を強化している。

現在、現地の保健当局は個人用保護具(PPE)の配布や感染経路の追跡などの取り組みを強化しているが、その効果はまだ不明だ。これにより、危険なウイルスの広がりを抑制できるかどうかが注目されている。

さらに、専門家たちはこのウイルスの変異に警戒を強めており、特に冬場に野生の鳥が南下する時期に感染拡大のリスクが高まる可能性があると指摘している。米国環境保護局(EPA)や農務省(USDA)も協力して、監視体制の強化を図っている。本事件は世界中の養鶏業界にも影響を及ぼす可能性があり、今後の動向に注目が集まっている。