新たな戦いの幕開けとなるか。東京ドームで行われる新日本プロレス、米AEWの合同興行「レスルダイナステイ」で、AEWのケニー・オメガ（41）がゲイブ・キッド（27）との死闘を制した。2020年10月から続いていた長期休場を経て、オメガの完全復活が祝福され、多くのファンがその熱気に圧倒されている。

昨年11月の大会で大波を受けた12人による今大会最大の注目カードは、エルデスペラードとのタッグマッチだ。片翼の天使を手に、オメガは同じく復活を果たした飯伏幸太（41）とともに、逆境からの力強い復帰を目指している。

ケニーは「お前と戦うつもりだったが、今の俺にはその覚悟がない」と語り、照れくささを見せつつも再起を狙う姿勢を強調。一方、飯伏は「僕のパートナーはアメリカから来てる。来る必要がないと思っていたが、彼が来た」と語り、チームとしての連携を強める意向を示唆。

続いて、ケニーは「これからのAEWは新日本と競争する勢いがある。全面的に対抗していく」と宣言し、新たな地平を拓く決意を固めた。また、彼の言葉には「AEWの一員として、新日本のファンにも楽しんでもらえる試合を提供したい」と、双方に敬意を表する発言も含まれていた。

2023年1月14日の試合直後に、厳しいトレーニングを行う姿も目撃されており、オメガのモチベーションは高い。控え室では自らの復帰戦について「一歩ずつやっていきたい。次はどのファイターと共演するか、それが気になる」と、一層の飛躍に期待が寄せられる。新日本との密接な関係を再確認しつつ、AEWとしての戦略も練るオメガ。これからの動向が注目される。