科学

2029年、地球に最接近する小惑星「アポフィス」の探査プロジェクト開始!

2025-01-09

著者: 海斗

アポフィスについて

2029年4月13日に地球のすぐ側を通過する直径340メートルの小惑星「アポフィス」。この探査計画が日本でも始まりました!

プロジェクトの概要

千葉工業大学の小惑星探査研究センターと情報通信企業のロフトワーク、世界に拠点を持つクリエイティブコミュニティ「FabCafe」の三者が共同で、1月8日に初の天文学国際連携による小惑星探査プロジェクト「Project Apophis」の開始を発表しました。アポフィスの最接近を前に、探査機による観測ミッションを行う計画です。

資金調達とミッションの予定

この計画では、観測のための資金調達を行い、28年を目途に観測ミッションを実施する方向で進められています。29年にはアポフィスの観測を開始する予定です。観測情報の発信のためにWebサイトを公開し、広報活動を行う計画も進行中です。

アポフィスの地球への影響

アポフィスは、地球に近日接近する小惑星の1つであり、29年には地球に衝突する可能性が極めて低いとはいえ、地球の近くを通過するため、その影響を感じさせる場面が増えています。アポフィスが地球に接近する際、どのような観測ができるのか、専門家たちの期待が高まります。

国際的な探査プロジェクト

加えて、NASAや欧州宇宙機関(ESA)もこの小惑星についての探査プロジェクトを計画しています。日本のJAXAもESAとの「Rapid Apophis Mission for Space Safety」(RAMSES)プロジェクトに参加する形で、24年11月に発表を予定しています。これにより、アポフィスの詳細をさらに深く理解することが期待されています。

今後の研究と展望

この小惑星に関する研究は、今後の宇宙ミッションや地球防衛戦略などに大きく影響を与える可能性があり、非常に注目されています。興味を持つ科学者たちが世界中で観測計画を進めている中、アポフィスの動向から目が離せません!