2025年度大学入試どう変わる?歴史総合、英語利用など注目ポイント
2025-01-21
著者: 愛子
2025年度の大学入試が迫ってきました。今後の大きな変更点として、高校の学習指導要領が改訂されることが挙げられ、最初の試験に影響を与えることとなります。
1. 2025年度の共通テスト変更点と対策
2025年度の大学入試共通テストは、高校の学習指導要領改訂に伴い、2024年4月から新たに実施される予定です。大学の入試科目には、従来の6教科30科目から7教科21科目に変更されることが決まっています。特に、歴史分野においては「歴史総合」と呼ばれる新たな科目が導入され、この科目は日本史Aや世界史Aを統合した形で構成される予定です。これにより、多角的に歴史を学ぶことが求められるようになります。
2. 自校推薦の「共通テスト利用入試」とは?
独自の問題を作成せずに、共通テストを利用する大学が増えています。2000年代に入ってから、大学数は増加し、現在では約9割の私立大学が共通テストを利用した入試方法を採用しています。この傾向は今後さらに強まる見込みです。共通テスト利用入試に対して、今後はどのように多様な対策が行われるかが注目されます。また、受験生の中には、特に独自の問題に対応できるように自分自身の力を養成することが求められるようになっています。
3. 新科目『歴史総合』はどのような科目?
2025年度から導入される新科目『歴史総合』は、その名称からも分かる通り、歴史を幅広く包括した内容が求められます。この科目は、日本史と世界史の融合を試みるものであり、時代や地域を超えた視点で歴史を学ぶことができるように設計されています。具体的には、日本の歴史と国際的な出来事との関係性を理解するための題材が用意されていると予測されます。
4. 「歴史総合」の出題有無、受験校選びに影響
新課程における出題はない場合でも、受験校選びには大きな影響が出るでしょう。例えば、この科目の存在によって、各大学が求める学習量が増大するため、過去の支試験と異なる学習戦略が必要になります。特に、高校教師は「新しく導入される『歴史総合』を教える能力が求められる」との意見も多くあります。
5. 「英語」を入試に利用する大学が増加
英語に関する試験(英検など)の利用が増加傾向にあります。各大学の入試では、英語スキルを評価するための手段として、様々な試験結果を提出することが求められています。日本のトップ大学である早稲田大学や慶応義塾大学などは、早くも2025年度入試から英語試験の得点を重視する方針を取り始めており、ますます英語力が重要視される時代がやってきています。
6. まとめ
2025年度の大学入試は、歴史的なターニングポイントと言えるでしょう。新たに導入される科目や共通テストの変化は、受験生にとって多様な挑戦を意味します。高校生は、これらの情報をもとに早めの学習計画や準備を進めることがカギとなります。