世界
2024年、世界平均気温上昇が1.5度を超える危険性!
2024-11-11
著者: 裕美
世界気象機関(WMO)は、2024年に1.5度を超える世界平均気温の上昇が何度も観測される可能性があると警告しています。この数値は、1850年から1900年の間の平均気温と比較して1.54度も高く、人類が未だ経験したことのないレベルです。これは、すでに気候変動が進行しており、地球温暖化が加速している証拠です。
WMOは、国連気候変動会議(COP29)の開催に先立ち、最近の観測結果に基づく報告を発表しました。特に、南極半島およびグリーンランド地域の氷が溶ける速度が加速しており、このままでは海面上昇が引き起こす不測の事態が増加することが懸念されています。
今年は、極端な大雨や洪水、干ばつなどの気象現象が各地で発生しており、特にアジア地域では農業に深刻な影響を及ぼしています。WMOの専門家は、「これらの環境変化は現在進行中であり、気候変動に対する具体的かつ緊急な対策が必要だ」と強調しています。
COP29は、2026年に開催される予定で、各国が気候変動にどう対処すべきかを議論する重要な場です。各国はより強力な削減目標を設定し、再生可能エネルギーの推進を図る必要があります。人類の未来は、今まさにその岐路に立たされています。