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2023年9月の家計調査結果 - 前年同月比で1.1%減少、2ヶ月連続のマイナス

2024-11-08

著者: 陽斗

総務省が発表した2023年9月の家計調査によると、2人以上の世帯が消費に使った金額は28万7963円で、実質で前の年の同じ月に比べて1.1%減少しました。

この減少は2ヶ月連続で続いています。

台風など悪天候の影響で自動車の購入が減り、「交通・通信」が11.8%減少したことや、「家具・家事用品」も8月まで増えていたものの、購入が0.3%減少したことが要因とされています。

一方で、出費の割合が大きい「食品」は外食が9.8%増えたものの、肉類や野菜、果物は減少しており、節約志向が続いている状況です。

また、米は7.4%減少しており、8月よりも減少が続いており、8月の買いだめによる反動があったと考えられます。

総務省は「消費の状況は依然として弱い状態が続いている。その一方で、居住などへの変動が大きい項目を除いた数値では依然としてプラスとなっており、今後の状況を見ていく必要がある」と述べています。

近年の物価上昇や消費税増税の影響が家計に及ぼしていることが顕著で、今後の経済動向が注目されます。特に、エネルギー費用が高騰する中での生活費のやりくりが今後の課題となりそうです。