194キロ死亡事故「加速感楽しんでいた」 評議員評定で男性被告

2024-11-12

著者: 愛子

大分市の一般道で令和3年、時速194キロで運転していた乗用車が右折車と衝突し、男性会社員が死亡したとされる事故に関して、12日、高裁の評議員報告において、スピードを出す理由を「エンジンやマフラー音、加速する感覚を楽しんでいた」と述べた。

事故は死亡事故に至るまで、高速道路で時速200〜210キロ、事故現場の県道で170〜180キロの速度があったと説明。運転側からの質問には、「事故時は150キロくらい出ている感覚だった」と供述した。

一方、供述調書には、事故直前に感覚では200キロ近く出ていたと答えていたことが記載されており、問いかけられると「覚えていない」と返答した。

この事故は、速度超過が常態化していたことが背景にあるとされ、加えてドライバーの心理状態やスピード感がどのように影響したのかを探る必要がある。専門家は「過剰なスリルを求める行動がその背景にある」と指摘しており、社会全体での運転マナーの重要性が改めて問われている。