世界
ジョージア州など激戦州の投票所に偽の爆破予告、ロシア関連か米大統領選
2024-11-05
著者: 結衣
[アトランタ/ワシントン 5日 ロイター] - 5日投開票の米大統領選で、激戦州となっているジョージア州、ミシガン州、ウィスコンシン州の投票所に対し偽の爆破予告があり、一部の投票所で一時避難となった。ジョージア州では少なくとも2カ所の投票所が偽の爆破予告の影響を受け、投票を行うことができなかった。
この事態を受け、当局担当者は偽の爆破予告がロシア関連の可能性があるとの見方を示しており、国土安全保障省はすでに捜査に着手している。特に、ジョージア州では、約120件以上の爆破予告が報告されている。これにより住民たちや投票者の間に不安が広がっているという。
ミシガン州とウィスコンシン州でも同様の偽の警告が行われており、関係者は犯人が選挙に影響を及ぼそうとしている可能性があるとして警戒を強めている。投票所では高いセキュリティ措置が施されるとともに、住民に対して投票する際の注意喚起が促されている。
今後の選挙においては、インターネットを通じた偽情報やサイバー攻撃も懸念されており、国家情勢に影響を及ぼすことが懸念される。さらに、ジョージア州の選挙管理局は、今回の妨害行為が選挙結果にどのように影響を与えるか注視していると発表した。
このような事態が続く中、米大統領選への関心が高まる一方で、選挙に対する信頼性が揺らぐ可能性もあるとして専門家からの警鐘が鳴らされている。