自然に還らない化学物質PFAS、マイクロプラスチックと合体して最恐の毒に!
2024-12-12
著者: 裕美
私たちの生活に密着している化学物質といえばPFAS(パーフルオロアルキル物質およびポリフルオロアルキル物質)ですが、最近の研究によると、マイクロプラスチックと合体することでその危険性が増すことが判明しました。
この二つの物質は、私たちの日常生活に数多く使用されており、特に衣料品や食品包装、洗剤に見られます。PFASは生分解性がなく、環境中に長期間残留することで知られており、人体にも有害な影響を及ぼす可能性があります。
最新の発表された科学論文によると、バーミンガム大学の研究チームは、マイクロプラスチックとPFASが結びつくことで、含有物質が互いの毒性を強化し、さらに危険な化合物が生成されることを確認しました。具体的には、PFASがマイクロプラスチックに付着することで、体内での蓄積や排出が困難になるとのことです。
研究者たちは、これまでにPFASが引き起こす可能性のある健康問題を挙げています。例えば、内分泌かく乱物質としての作用、免疫系の機能低下、あるいは癌のリスクを高めることなどです。また、この新たな危険性に関しては、さらなる研究が必要であると強調しています。
我々の生活圏に広がるこの問題は、もはや無視できないものとなっています。環境政策の見直しや、PFASを含む製品の使用を控えることが急務です。市民一人一人が意識して行動することで、このさらなるリスクを減らす手助けができるでしょう。
PFASとマイクロプラスチックについてのさらなる研究結果が待たれる中、私たちの健康を守るためには、科学的知見をもとにした具体的な対策が求められています。これらの化学物質が及ぼす影響を真剣に考慮し、未来の世代に安全な環境を引き継ぐために、今から行動を起こしましょう。