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自民支持者「劣等民族」発言を撤回 中西氏、地上波テレビ出演を自粛

2024-09-28

TBS系列情報番組「サンデーモーニング」で活動するジャーナリストの中西氏は、27日に配信された動画投稿サイト「ユーチューブ」の番組で、自民党支持者を指して「劣等民族」と表現した発言を撤回し、謝罪した。

中西氏は、共同通信社の元記者である12日の配信で、自身の発言を撤回し、「極めて不適切だった。それについて謝罪して、撤回する」と説明した。

この発言はSNSなどで広まり、自民党の議員らが「極めて差別的だ」と批判したことから、中西氏は27日の番組では発言の理由について「文脈や背景、受け止めた意味は様々である」と述べつつ、「劣等民族」という言葉自体に強い感情が含まれていることを認識したと話した。

中西氏は続けて、発言が誤解を招き、不快な思いをさせたことを強調し、「口先で謝罪、撤回というのはどこかの政府みたいな話だが、それをすることが必要だと思った」と述べた。その後、テレ朝の番組に出演することが決まったが、自主的に出演を取りやめる意向も示している。

彼はさらに、「政府の言葉の欠落や政治における無理解に対する懸念を表現したかった」と発言したが、その意図が伝わらなかったことを嘆いている。今回は特に、社会に対する影響力を持つ人物がこのような言動を取ることは許されないとの声が強まっている。

このニュースは、現在の日本社会で差別や偏見に対する感度が高まっている中で現れたものであり、今後の議論が注目されています。中西氏は、自身の発言を通じて一般市民の意見や感情に対し深く考える機会を提供したいとの希望を示している。