子どもを抱える家庭で大流行の「マイコプラズマ肺炎」…その背後には「やっかいな理由」が潜むという感冒症状が解説
2024-11-14
著者: 花
全国で患者が急増しているマイコプラズマ肺炎。特にここ8年ほどで、この病気を抱える家庭が急増しています。小児科医としてマイコプラズマ肺炎を研究する矢島正志さんは、「マイコプラズマ肺炎は子どもの感冒症状を引き起こすことが多く、家庭内で蔓延しやすい。重症例も増え続けている」と警鐘を鳴らしています。
2024年には、過去最多の患者数が記録されているマイコプラズマ肺炎。斑鳩市堅田町でも、現在、入院に至る症例が特に多いのは、マイコプラズマ肺炎にかかり、肺炎や腸炎などを引き起こした子どもたちです。
ある報告によると「4年間の流行」とも言われており、正確には2016年以降の傾向です。少なくともオリンピックの4年後といわれる2024年に向けて流行する方向性が示されています。
コロナ禍やインフルエンザの流行が重なり、マイコプラズマ肺炎が急増している状況において、特に新型コロナウイルス感染症との関連が指摘されていることから、今後も注意が必要です。特に、症状は軽微な場合が多いため見逃されやすいですが、実際には家庭内感染が促進されており、注意深く対策に取り組む必要があります。
また、最近の研究では、マイコプラズマ肺炎の潜伏期間が2〜3週間とされ、インフルエンザは1〜3日間までに多く、特に新型コロナウイルス感染症の潜伏期間は3〜14日となっています。これらは、比較的長い潜伏期間が示唆されているため、見逃さないように注意しましょう。
さらに、流行時期が2〜3週間や長めのインフルエンザは1〜3日間が一般的であることからも、マイコプラズマはその特異性が大きいとされています。「家庭内感染を防ぐ」ことが困難になってくるのです。
例えば、4人家族であっても10月上旬には、初めに下の子供(4歳女の子)が軽い咳をし、熱は37度台の微熱か出ていない状態でした。その母(30代)が症状を見極めていくつか日が経って、安静していた中で上の子(9歳男の子)が発熱。今季は38度5分を超える熱が出たのですが、小児科を受診した時は、診察時間を取得して「見えないマイコプラズマ」と呼ばれる感染症として戦略が施行されることになります。
その後、その1週間後、母(30代)も発熱状態となり、11月上旬に入っても、子供たちの症状は完全に治らないままで、その母の咳は喉に対する少し続く状態が見受けられました。なぜこのように特異な流行が見られるのか、家庭内での感染リスクが非常に大きくなっています。