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【注目】CPUにおける液体金属を使用すると保証が無効になる可能性!

2024-11-08

著者: 健二

Intelの第13世代/第14世代Coreに関して、動作不良の問題が報告されています。これにより、製品保証が適用されることがある一方で、保証期間が延長されることもあるようですが、CPUクーラー装着時に注意が必要です。

香港のテックメディアHKEPCによる実体験では、第13世代CPUを液体金属を使って冷却した場合、Intelの製品保証(RMA)に出したところ、拒否されてしまったとのことです。この理由は、液体金属の使用によって冷却装置のロット番号が特定できなくなったためだそうです。

Intelが公開している製品保証規定では、CPUに物理的なダメージがある場合、製品が出荷されてから変更されていることがあれば、保証が適用されないとされています。そのため、液体金属の使用に注意が必要です。

一般的な使用において、マザーボードのリテンション機構などで不具合が起こることは少ないですが、具体的には部品の損傷やヒートスプレッダの損失、マーキングの剥がれ、熱損傷(過熱)、認定された液体金属で排除できないランドパッド上の異物などが考えられます。

また、使用する液体金属によっては、その特性からさまざまな障害が起こり得ます。液体金属は通常のサーマルグリスに比べて熱伝導性が高いため、CPUの温度を効果的に下げることができますが、一方で、実機での高温環境での運用時にトラブルが発生することもあるため、常に注意が求められます。

このように、液体金属を使用することで冷却性能を向上させることができますが、その反面、製品保証の問題が発生する懸念もあります。特にゲーミングPCやハイエンド作業用PCを組み立てるユーザーにとっては、しっかりとした情報収集と理解が不可欠です。実際に使用しているケースは多々ありますが、自己責任での選択が求められるため、注意が必要です。