世界

中国とロシア、一体運用を海上警備機関に強化 合同訓練実施へ

2024-09-15

中国とロシアの合同演習の背景

【北京=田島如生】中国海警局は近く、北太平洋でロシア国境警備隊と合同の演習を始める。艦艇2隻を派遣して共同でパトロールも行う。中国の船舶が対象となる訓練予定で、特に日本が対峙する米国に対して一体運用の枠組みを強化している。

演習の詳細

中国海警局によると、3000トン級の「海警2303」と「海警2305」が13日、ロシアに向けて出航した。ロシア国境警備隊との合流は、地域の安全保障において緊張関係を高める可能性がある。中国とロシアの協力関係は、近年ますます深まりつつあり、経済的な結びつきも強化されている。

新たな脅威への対抗

さらに、今回の合同訓練では、サイバーセキュリティや情報共有といった新たな分野も取り入れられ、多様な脅威に対抗する能力を高める狙いがある。ウクライナ問題やアジア太平洋地域の安全保障における課題が背景にあるとされ、国際的な視点からも注目を集めている。

国際的な反応

この演習は、米国をはじめとする西側諸国からの警戒感を募らせるきっかけとなると考えられている。中国とロシアが連携を強化することで、地域の力関係が大きく変わる可能性があり、今後の展開に要注目です。国内外の情勢を背景に、両国の動向から目が離せません。