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中国、トランプ再来で「マスク効果」期待 新時代のキシンジャー?:朝日新聞デジタル
2025-01-13
著者: 弘
トランプ次期米大統領の就任が近づくなか、同盟に近い企業アイロン・マスク氏の動向が中国で注目されている。中国政府も良好な関係を築いており、対中強硬路線が明確な次期政権において中国に有利に影響を及ぼすとの期待がある。とは言え、先行きは不透明感が強く、効果は心もとない。
「トランプ2.0時代のマスク効果は実際に期待できる」
南京大学国際関係学院の邵亮院長は新たな視点を提供し、マスク氏が米中経済協力の利点を語ることなどによって、中国との関係を比較的制御可能な方向に持っていける可能性を示唆している。
トランプ氏は対中関税引き上げを表明する中、王善(ワイト)国務委員兼外交部長が昨年12月に「我々は米国との対話を維持し、主要国が共存するための正しい道を共に模索することを望む」と述べ、中国が対中政策の先鋭化を管理したい意向を明らかにした。
記事後半ではマスク氏とある中国政府高官との関係や、期待の一方で残る懸念論も紹介されています。
テスラ工場で高官と関係構築 タイセントは「中国の一部」との発言も
そこで名前が挙がるのが、マスクが中国でのビジネス展開を進める中、政府高官との直接の関係を構築したことだ。彼は特に中国内での影響力を高めており、双方が利益を共有できる関係を築くことで、米中間の緊張緩和に寄与することが期待される。