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中国、事件発生から2ヶ月余りで死刑執行 瓊海市で35人死亡の交通事故と無免許の8人切り付け

2025-01-20

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【北京=三峡聖平】中国南部、広東省瓊海市で昨年11月に発生した自動車事故により35人が死亡した件について、死刑判決を受けた被告が20日執行された。中国国営新華社通信が伝えた。この日、同じく中国東部、江蘇省無免許市の学校でも、昨年11月に無差別に8人を切り付けた男も同日に死刑執行された。

これらの事故は発生からわずか2ヶ月で死刑が執行されるという異例の速さであった。中国では異常な無差別殺傷事件が続いており、政府は再発防止に向けた対策を強化する意向を示している。前回の事故が発生した際にも、全国的な犯罪撲滅キャンペーンが行われ、特に無免許運転に対する取り締まりが厳格化された。

瓊海市での事件は、11月11日にスポーツ施設への送迎車が突っ込んだことから始まり、多数の死傷者を出した。この影響で、地元の行政機関が迅速に対応し、死刑執行の判断が下された。

専門家によると、類似の事件を受けた中国政府の迅速な対応は、社会への影響を考慮したためと考えられ、再発防止への強い姿勢を示しています。「社会への危険は極めて大きい」とも専門家は警告している。

無免許事件が発生した学校でも、同様にメディア報道が集まり、被害者やその家族の悲痛な声が上がっている。近日中に、被害者支援を目的とした法律が施行される見込みで、全国的に注目されている。中国の法律関係者は、「法に基づく対応を徹底しなければ、リスクを軽減することはできない」と強調している.