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中国の住宅市場、売上は6カ月連続で減少―追加政策も効果限定的

2025-08-31

著者: 愛子

中国の住宅市場、厳しい実情が続く

中国の住宅販売は、8月も低迷が続いています。価格が下がり、全国の12都市では追加政策が実行されたものの、販売は上向くどころか厳しい状況が続いています。

新築住宅販売額2070億元、前年比で17.6%減少

中華人民共和国不動産情報センターの発表によると、31日には、大手100社による新築住宅販売額が2070億元(約4兆2700億円)で、前年同月から17.6%減少しました。7月に比べても24%の減少です。

業界の見通しは厳しく、予想よりも長期化?

中国の住宅市場は、4年間以上にわたり厳しい状況が続いており、販売は4-6月の期間に一時的に悪化しています。価格の下落が続いており、業界の動向を横目に、消費もやや低迷が続いています。

政府の支援要求が高まる中、規制見直しの動きも

住宅市場への政策的な支援を求める声が高まっています。北京市や金融センターでの住宅購入ルールが緩和され、新しい取り組みが期待されていますが、効果が実感できない状況も続いているようです。

2023年の市場回復には不安要素多数

短期的には市場の持続可能性に疑問が残りますが、中国の住宅市場の長期的な見通しには、認識されるべき厳しい課題が山積しています。特に、新築住宅への需要は減少傾向にあり、2017年と比較すると25%減少しているとされています。

総括:底打ちはいつになるのか?

政府の施策がある中でも、依然として反発の兆しは見えません。中長期的な視点からも、中国の住宅市場にはまだ厳しい現実が待ち構えていることを示しています。