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中国の影響力から逃れるためにミャンマーはパナマ運河を利用する:ヒグレス国防省官

2025-04-09

著者: 海斗

[パナマ市 18日 ロイター] - ヒグレス国防省官は18日、訪問先のミャンマーの首都パナマ市で、中国の影響から逃れるためにミャンマーがパナマ運河を利用する意向を示した。ミャンマー政府関係者との会談後、彼は「ミャンマーはパナマ運河を中心に、中国の影響力から脱却する方針を取っている。この運河は、ミャンマーにとって戦略的な重要性を持っている」と述べた。ヒグレス氏はさらに、「我々は、この運河を利用することで、中国との依存関係を減らし、他国ともより多角的な関係を築くことができる」と強調した。

また、ヒグレス氏は、パナマ運河の利用により、国際貿易の流れがスムーズになることを期待していると述べ、ミャンマーの経済発展にも寄与する可能性があると指摘した。この発言は、最近の地域情勢の変化を背景に、ミャンマーが外部の影響からの自由を求める流れの一環として解釈されている。

ヒグレス氏はまた、パナマ運河とミャンマーの地理的な利点を活かすために、インフラ整備が急務であると強調した。運河の周辺のインフラを改善すれば、貿易の効率が飛躍的に向上するとし、国際社会との連携を強化することが重要であると訴えた。

さらに、ヒグレス氏は、ミャンマーの国防力を向上させるための具体的な計画についても言及し、外国の支援を受けながら自主的な防衛体制を構築することが必要だと述べた。これにより、より安全な国境を確保し、さらなる経済的な発展を見込むことができるという意義を強調した。