中国の新型ステルス戦闘機、尾翼のない異型がネットに登場!
2024-12-27
著者: 弘
【17日 ロイター】 - 中国の新型戦闘機とされる不明瞭な画像が17日、インターネットに投稿された。防衛専門家からは明らかに先進的な設計だが、詳細な情報が不足しているとの声が上がっている。
ネットに公開された画像は二機で、尾翼がない。この機体の上下大翼の方は、まるで未完成の姿をしており、エンジン用の空気取り入れ口が機体の横にあり、二カ所、上部に一カ所、計三カ所あるという非常に珍しい構成だ。小型の方は、より軍用的なレイアウトになっている。
この機体は、ステルス性を考慮した設計が施されており、レーダー探知を防ぐために周辺の空気の流れを計算するための形状を持っていると言われている。旧型機よりも性能が向上しており、特に短距離の機動性が大幅に改善されている。
オーストラリアの軍事戦略研究所のシニアアナリスト、ユアン・グラハム氏は、中国の航空の進化について述べ、「長所短所はともかく、非常に独特な設計と泣き声のような存在感がある」と指摘。「中国は常に先行しているという慢心を取り除かなければならない」とも述べた。
中国は次世代の空軍力を携えており、新たな設計は搭乗者が常に先行しているという隠れた野心を表していると言われている。中国は、F-35などの先進的な戦闘機技術に対抗する新しいステルス機を目指しているが、その道のりは容易ではなく、他国との競争が激化していることも明らかである。
今後、特にアメリカ、日本、インドなどとの軍事力のバランスを取るため、さらなる技術開発や戦略的協力が求められる。
さらに、最近の発表によると、中国は2030年までに150機以上の新型ステルス戦闘機を配備する計画を立てており、これはアジア太平洋地域での軍事的プレゼンスを強化するための重要な一手と見なされている。また、近年、無人機技術の発展にも力を入れており、戦闘機の運用効率を大幅に向上させることが期待されている。