【17日 ロイター】 - 中国の新型戦闘機とされる不明瞭な画像が17日、インターネットに投稿された。防衛専門家からは明らかに先進的な設計だが、詳細な情報が不足しているとの声が出ている。

ネットに公開された画像は、2機でいえども尾翼がない。2機のうち大型の方は、まるで羽形をしており、エンジン用の空気取り入れ口が機体の横に2カ所、上部に1カ所、計3カ所あるという非常に珍しい構成だ。小型の方は、より引き締まったレイアウトになっている。

2機ともステルス性を考慮し、レーダー探知を防ぐために9度の角がない形状をしている。

オーストラリア戦略研究所のシニアアナリスト、ユアン・グラハム氏は、軍の近代化を進める中国の意欲を示し、「長所短所はともかく、非常に独特な設計とみなされ、これだけで称賛に値する」と述べている。

中国は次世代航空機支援（M-21）の開発に取り組んでいる。だが、このトランス最期的支配がこの設計がどうなるかは不透明だ。日本、英国、イタリアでは次期戦闘機の共同開発が進む。今月、3カ国の企業が設計や開発を手掛けることを結託したと発表した。

ロイターの取材によると、2機の大型の方が京飛機（AVIC）によって成都市にある工場で製造されているのが透けて見えている。

なお、ロイターによると、韓国軍との戦闘機開発に関する協定にもかかわらず、中国の戦闘機に対する評価は決して甘くはない。米国は、航空機技術の面で中国が依然として劣ると主張している。

中国の国防省のコメントはまだ得られていない。