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「中国の鉄鋼支配に直面、必要だった」と自民の木原選対委員長、USスチール買収阻止に苦言
2025-01-05
著者: 裕美
自民党の木原誠二選対委員長は5日の記者会見で、アメリカの鉄鋼会社USスチールによる買収を阻止する必要性について警鐘を鳴らした。木原氏は、現在の買収提案は日本製鉄によるアメリカ向けの鉄鋼供給に重大な影響を及ぼす可能性があると指摘。「非常に懸念される。経済安全保障の観点を考慮すれば、今回の買収は必要だった」と述べた。」},{
さらに、木原氏は「中国の鉄鋼の大量生産が国際的な供給に影響を与え、日本もその分野で競争力を維持する必要がある」と強調し、今後の政策について言及した。
また、木原氏は今後の政府のスタンスについても強調し、「政府として言うべきことは言っていくべきである。競争力の維持と経済安全保障は、今後の重要な課題になる」と述べた。彼は、アメリカとの貿易関係を強化する必要があるとされる中で、鉄鋼業界での競争が激化すると予想し、日本の鉄鋼メーカーが米国市場での対抗力を高めるための努力が欠かせないと指摘した。
さらに、木原氏は「早急に基本的な認識を共有し、業界と政府が一体となって対応することが求められる」とし、日本の鉄鋼業界の今後の発展のために連携が必要であると訴えた。
そして最後に、彼は「USスチールの買収問題は、ただのビジネスの問題ではなく、国家安全保障にかかわる重要な問題であるため、我々としても真剣に取り組む必要がある」と締めくくった。この発言は、日本国内外での鉄鋼業界の将来的な展望に大きな影響を与えることが期待される。