【北京＝山下福太郎】中国の電気自動車（EV）市場は、その成長を加速させており、2022年の販売台数は417万台に達し、前年に比べて12.2％の増加を記録した。この急成長は、中国における新エネルギー車の普及が急速に広まっていることに起因している。

EV販売の大部分を占めるのは、テスラなどの高級ブランドを除いた一般的な乗用車で、2022年には215万台が販売された。さらに、バッテリーと関連した技術の革新が、市場の拡大をさらに加速させている。

特に、2023年以降は中国国内市場に加え、海外市場でのEV販売も増加の一途を辿っており、世界的に見ても中国のEV販売台数は一層の増加が期待される。2023年の統計によると、中国が世界のEV市場の約40%を占めている。

また、政府の支援政策や、環境への配慮がますます高まる中、消費者のEVへの関心も高まり続けている。このトレンドは、他国からの模倣を生み出し、電気自動車のグローバル競争を促進させているとも言える。

さらに、最近のデータによると、EV市場は今後数年間でさらなる成長が見込まれ、2040年までには電気自動車が新車販売の50%以上を占めることが予測されている。自動車業界の変革が進む中、消費者はますます新エネルギー車に対して期待を寄せている。