中国の海軍が新たなステージへ！

【東京＝田島如生】中国の国有企業、新華社は22日、人民解放軍の空母「福建」が3隻の空母部隊による戦闘機が電磁カタパルトを活用した試験に成功したと報じた。リニアモーターを駆使する電磁カタパルトの搭載が可能になったのは初めてのことだ。

電磁カタパルトの導入で何が変わる？

「福建」が実戦配備されれば、台湾有事などの際の投入が期待されるとされ、東シナ海や太平洋での中国の海軍力強化に大きな影響をもたらすだろう。電磁カタパルトの導入により、戦闘機の発艦効率が飛躍的に向上し、海上での戦力展開が大幅に進化する可能性が指摘されている。

中国の戦略が進化を続ける中で

新華社によると、中国海軍は海上での作戦能力を高めるための施策として、今後も多くの新技術を導入する計画があるという。インド洋や南シナ海など、中国にとって戦略的に重要な地域での影響力を増す一環として、「福建」の役割はますます大きくなる見込みだ。

世界が注目する中国海軍の未来

今後数年間、世界各国が中国の海軍の動向に注視していくことになるだろう。「福建」の完全な運用が始まれば、地域の地政学に与える影響は計り知れない。新たな海軍の力が持つ潜在能力について、更なる情報提供が待たれる。